ことばの百科店

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黄色い犬?

生まれてすぐ捨てられた人間の赤ちゃんをメス犬が抱いて乳を与えていた。真冬のアルゼンチンでの感動的なできごととして何年か前の毎日新聞「余録」に載った話です。
「8歳の黄色のメス犬」とあります。
え?黄色の犬?「黄色」といえば日本人なら大抵ヒマワリの花やらイチョウの葉の色を連想するでしょうが、そんな毛色の犬を見た人はあまりいないと思います。
アルゼンチンにはそんな色の犬がいるのか、と不思議に思った読者がいらっしゃるかも知れません。(大部分の読者は何とも思わず読み流したことでしょうけど)
このニュースがアルゼンチンから直接スペイン語で配信されたのか、それとも英語訳を介してなのかわかりませんが、その犬は本当に「黄色」だったのでしょうか。

スペイン語のことはよく知りませんが、英語の「yellow」は日本語の「黄色」よりも意味の範囲が広く、茶封筒の色なんかも「yellow」なんだそうです。 盲導犬とか介助犬を紹介する英文で「a yellow labrador retriever」が「うす茶色のラブラドール・レトリバー」と訳されていたのを読んだ記憶があります。新聞で紹介された「8歳の黄色のメス犬」は本当にヒマワリの花のような黄色だったのでしょうか?

こんな事にいちいち突っ込みを入れる読者は私くらいかも知れませんが、新聞記者であればことば遣いには人一倍神経を使っていらっしゃるはずですから、なんらかの答えがありそうな期待をして新聞を読み続けていこうと思っています。


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